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Biople Column 恋するビープルたち

今までたったの32年の人生の中だけど、恋したときの気持ちを思い出しながらこの文を書いています。
中学1年の春の全校集会で私は人生初めての「一目ぼれ」をしました。背が高くて色の白い男の子で、見た瞬間今までに聞いたことのない自分の心臓の音を感じたのを覚えています。告白という言葉なんてよく理解していなかった私はその日から全校集会が楽しみになり、(彼を見れる!というちょっとしたストーカーのような気持ち)廊下ですれ違ったりしようものならばその日はとても幸せな気持ちになったもの。その次の年に、私のそんなささやかなドキドキを友人が彼本人に伝えてしまうという中学生らしいアクシデントがあり、その結果、彼は私の存在に気付いてくれ、晴れて初めてのお付き合いをすることになったのです。中学生の私たちならではの「お付き合い」は優しい彼のおかげでとても幸福感があって素敵なものになりました。将来このまま結婚するとさえ思っていた記憶があります(笑)
今思えば、私たちの恋におせっかい気味にアドバイスしてくる人など誰もいなく、ただ2人の間だけの気持ちが大切で、とにかく純粋な思いだったのでした。
中学3年の春、帰宅すると母親が「ちょっと話があるのだけど…」と私をリビングに呼びました。
「お父さんが転勤になって東京に引っ越しが決まった」と。その瞬間、廊下にしゃがみこんだ私を見て母は、「あ、好きな人がいるんだ」ということを察したそうです。今この年齢ならば何の問題もなく新幹線に乗って会いに行ける距離は、中学生の2人にとってはあまりにも遠く、引っ越しの日に涙越しに見た自転車に乗って見送りに来てくれた彼とは、その後自然と疎遠になってしまいました。

恋をすることは自分という人間がどういうものかを知ることでもあると思います。
大切にしてくれない人を選んでいる時期は、自分にプライドが持てずに覚悟が決まっていないとき。
ちょっとオシャレな恋愛をしている時期は、ファッションに一番気を使っている自分だったり。
難しい恋愛を選ぶときは、一筋縄ではいかない自分を鏡のように映し出している学びの時期。

面白いことに、仕事が忙しくて恋愛なんて全く考えていないときに限って、思いもよらない出会いや進展があったりもするようです。
そしてある一定の年齢になると、恐れや傷つきたくないという気持ちが結果的に後悔となり自分を傷つけることもありました。某アーティストの方が歌っている「傷つかないための予防線」という言葉を初めて聞いた時、ハッとさせられたものです。同じ経験を持つ方も多いのではないでしょうか。
今まで数えきれないほど友人の恋の悩みを聞いてきたし、自分も時には笑いながら、時には泣きながら、たくさん話を聞いてもらいました。(辛すぎて思い出し泣きしちゃうから一人でご飯が食べられない!とさんざん周りの仲間を巻き込んで、みんながそれに優しく付き合ってくれたことを本当に感謝しているし、私も誰かのそんな存在でありたいと思っています。笑)

そして最近、少し理解したことがあります。
ある程度の経験を経て大人になったら、もう待っているだけでは何も起こらないし、眠れる森の美女みたいにグッスリ寝て待っていても現代の王子様は来ない!ということ。
頑張りすぎず、相手に合わせすぎず、かといって待ちすぎず、素敵だなと思える人に出会えたらそれを自分から伝えてもいい。自ら行動を起こすことも時には必要だということ。
それと、恋する人にはいつも以上の自信と素直さ絶対に必要だということも。
自然体な自分でいるために、コスメで美しく、フード(インナーケア)で内側からの健康的な魅力を作り上げる、そんな強い味方になり得るものがビープルにはたくさんあります。

ビープルの冬のテーマは「恋するビープルたち」
恋は絶対に必要!絶対に恋してなきゃダメ!ということではなく、そのドキドキする気持ちの対象は人ではなく芸術や趣味、映画などでもいいと思っています。まるで恋しているときのようにワクワクする気持ちを感じること、そして恋しているときのようにいつも自分の内と外を磨きながら日々過ごすことを提案していきたいと思い、このテーマにしました。

 

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