もうすぐ母の日。母の日を祝う習慣は、いつ頃始まったものなのでしょうか。その意味や起源、由来を解説!母の日は5月の第2日曜日。今年は5月12日(日)が母の日となります。
毎年、GWが空けると「そろそろ母の日だな」と思いながら、プレゼントを用意している習慣がある人はたくさんいるでしょう。
では、母の日を祝う習慣はいつ、どのように生まれたかはご存知でしょうか?
母の日の由来や起源って?その起源には諸説ありますが、よく知られているのは、100年ほど前にアメリカ・ウェストヴァージニア州でアンナ・ジャービスという女性が亡き母を追悼するため、1908年5月10日にグラフトンの教会で白いカーネーションを配ったのが始まり、といわれています。
そして1910年、ウェストヴァージニア州の知事が5月第2日曜日を母の日にすると宣言し、やがて「母の日」と制定されました。
日本で初めて母の日のイベントが行われたのは、明治末期。
1915年には教会でお祝いの行事が催されるようになり、徐々に広まっていったと伝えられています。
母の日にカーネーションを贈る意味前述したように、アンナという女性が、生前母が好きだった白いカーネーションを祭壇に供えたことがきっかけ。
やがて、母親を失くした人は白いカーネーション、母親が健在な人は赤いカーネーションを贈ることが主流となってきました。
カーネーションの色ごとの花言葉赤いカーネーションの花言葉は、「母の愛」「深い愛」。同じ赤色でも深い赤色は、「心の哀しみ」で、ネガティブなイメージがあるため贈るときは注意しましょう。
ピンク色の代表的な花言葉は「感謝」「温かい心」。
紫色は「気品」や「誇り」。
白色は「純粋な愛」や「尊敬」ですが、母親を失くした人が贈る花という意味もあります。
黄色のカーネーションは「嫉妬」「軽蔑」などネガティブな意味もあるのでご注意を。
最近では紫陽花(アジサイ)を贈るのも定番に紫陽花には「団らん」「家族」という花言葉があり、母の日のプレゼントとして贈る人も増えてきています。
紫陽花の色ごとの花言葉は、ピンクが「元気な女性」で白が「寛容」です。
アメリカから伝わった母の日の習慣。日頃から感謝は伝えていきたいけれど、なかなか気持ちを伝えられないという人もいるのではないでしょうか。普段照れくさくて言えないことも、花などのプレゼントや手紙を添えて贈ってみては?
<参考文献>日比谷花壇Hankyu